2020年の(ちょっと変な)夏休み - その7 - 沖縄2日目

明けて、沖縄2日目。

とにかく、移動手段を確保しなければならないので、レンタカーを調達。さすがに、連休中ということもあり、ホテルの近くのレンタカー屋さんでは何軒か断られ、ちょっと離れた「トヨタレンタカー」でヴィッツを確保出来、タクシーを呼んでレンタカー屋さんに移動。

息子が自殺未遂したホテルへ行って、お詫びとお世話になったことのお礼をしようと思い出発。

ただ、まるっと一日かかるわけではないので、つれあいと話して、「美ら海水族館」へ行くことに。

高速にあがり、北を目指しました。

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食事に立ち寄ったサービスエリアにあったシーサー。背景は沖縄の海と空。

全然関係ない話なんだけど、自分にとって沖縄ってあまり縁がない場所で、唯一思い浮かぶのが、松任谷由実の弟子としてデビューした沖縄出身のシンガーソングライター麗美」。彼女の「空が一面、海に見えた日」が唯一の沖縄のイメージでした。なので、今回、空と海ばかり見ています。

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そのあと、ホテルに行って、お世話になったお礼と、置きっぱなしになっていた息子の荷物を受け取りました。

sou-higashi-onna.com

買い物をして入院先の病院へ。

面会はできなかったけど、ドクターと話が出来、息子のスマホ(ホテルにあったカバンの中にあった)を渡してもらうことをお願いして病院を後にしました。

手近な回転寿司で夕飯をとって、ホテルに戻ってその日は終了。

2020年の(ちょっと変な)夏休み - その6 - 沖縄へ

また、間が空いてしまいました。

ちょっと、悲しいことがあったので...(この話題はまた、いずれ)

 

昼食もそこそこに家を出て、クルマで空港に向かう。自宅から空港までは、クルマで20分くらい。14時前には到着。

 GOTOキャンペーンの初日だったけど、思いのほか道路も空港も空いていた。

 飛行機の時間は15時40分。チェックインに少し手間取ったけど無事に搭乗出来た。

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南に向かう飛行機の窓から、いくつも積乱雲の塊が見えたり。つれあいが「"竜の巣"みたい」と言ってた。

 

約2時間半のフライトで、18時頃、那覇空港に到着。

 

予約したホテルは、沖縄市胡屋というところにあるので、そこまではバスなんだけど、空港のインフォメーションで聞くと、空港から沖縄市方面の直行バスは今運休中とか。

「旭橋」というところにバスターミナルがあるので、「旭橋」まではモノレールで行って、バスターミナルから具志川方面行のバスに乗り換えるとのこと。

早速モノレールの駅まで行きました。

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旭橋のバスターミナルで、バスに乗り継いで、そこから40分。「胡屋」のバス停で降りて、歩くこと5分。予約した、その名も "OKINAWA CITY HOTEL" に到着。

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立派な名前だけど、1泊二人で5000円ほどの安宿です。

早速チェックインして、部屋に荷物をいれ、タクシーを呼んで、息子の入院先の病院へ。

タクシーの運転手さん、何を思ったかすごい裏道をまたすごい速度で!

あっという間に到着。

受付に行くと、さすがにコロナ禍のため面会はNGだったけど、ドクターと話をすることは出来て、まだ受け答えがしっかりしていない、とのこと。

その日は、症状を聞いただけで、タクシーでホテルに戻りました。

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ホテルの部屋はこんな感じ。ルームチャージで2人で5000円!

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コンセプトは不明、部屋にお風呂は無くシャワーだけ。なぜかキッチン付き!

晩御飯は、途中のコンビニで弁当とかサンドイッチとかで済ませました。そうして沖縄1日目は終わりました。

2020年の(ちょっと変な)夏休み - その5 - 退院

あいだが空いてしまいました。

明けて退院当日。

朝ご飯を食べて、荷物の整理。

「9時に迎えに来て」とつれあいに頼んでおいたので、持ち込んだ着替えとか文庫本などをバッグに詰めていたら9時になり、お迎えが。

支払いを済ませてから病室に上がってきてもらって、同室の患者さんとか看護師さんに挨拶して、そそくさと退院しました。

費用の方は健保適用の3割負担で50万円くらい。限度額認定証を使う予定だけど、まだ認定証が来てなかったので、5万円だけ証拠金として預けて支払いは後日ということになりました。

 

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退院してからがたいへん!

帰宅後お風呂に入って、それからペットホテルの手配。うちは猫を3ニャン飼っているので、その子たちをどこかに預けなければなりません。かかりつけの獣医さんは「3ニャンはちょっと無理」と言われるので、別の獣医さんで評判の良いところ(つれあいのお友達推薦)にお願いのTEL。

3ニャンのうち白長毛オス(マリオン君)と茶短毛メス(パピコさん)は15歳なので「万が一なにかあっても保証はできません」。無理を承知で預かってもらいました。

 

9時に退院して、3ニャンを預けたのが10時半。それから慌てて旅支度。いつもは出張に使ってるカバンに着替えとPCを詰めて装備は完了。

昼食もそこそこに、空港へ。

 

2020年の(ちょっと変な)夏休み - その4 - 息子の家出

入院中なので(しかも絶対安静)なにも出来ないけど。

そうこうしているうちに、入院してる病院の別の病棟で新型コロナ感染!

看護学校の学生が感染したとかで、実習で受け入れてたようで、なんか退院が早まりそうな気配。

アイソトープ検査の予約とか入って慌ただしい。

食事は、土用の丑の日ということで、ウナギも選べるけど、病人食のウナギっていうのも味気なさそうだったので通常の食事を選択しました。

 

どうも事態が事態だけに、問題ない入院患者は追い出されるみたいで、同じ病室の患者さんも検査で病室もバタバタ。

翌日、アイソトープ検査を受けた。

通常は2~3時間くらい間を開けて2回検査するそうだけど(同室の患者さんは2回受けてた)1回のみで終わってしまい、「明日退院です」と言われたのが、15時過ぎ!

検査の結果の説明で、PCで検査結果を写して、説明してもらいました。

「あなたの場合は、ちょっと手術までの時間が長かった(我慢しすぎ)ので、心筋の壊死の割合が通常より多いから、注意が必要です」

自宅で唸ってた時間が長すぎたようです。心筋梗塞で命を落とす人は、安静していれば治まるだろうと我慢しちゃうケースが多いらしい。

「あのまま、病院に来なければ、朝まで持たなかっただろう」と言われました。

 

前後してつれあいから息子の状況がLINEで。

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なんと、沖縄で自殺未遂!!!

インスタで福岡にいたらしいのを見た(中州の写真が上がってた)、そこから更に沖縄に移動して自殺したらしい。未遂だったけど、意識不明で沖縄市の病院で治療を受けてるとのこと。

あっちの病院からは「すぐ来てください」と言われたそうで、つれあいはパニック状態。

 

沖縄に行かなければならなくなったので、退院を告げに来たドクターに相談。

「止めはしないけど、なにかあったら病院に行くこと」

「絶対に無理はしないこと」

との条件で許可をもらって、それからが大変。

翌日の飛行機の予約と宿泊先の手配。

GoToキャンペーンとやらが始まるらしいけど、何泊になるかもわからないので飛行機の予約はhttps://skyticket.jp/、宿の予約は楽天トラベルで慌ただしく。

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退院前夜になにやってるんだか?

2020年の(ちょっと変な)夏休み - その3 - 一般病棟に移った

3日目、一般病棟に移って、連れ合いにタブレット、文庫本、着替えの下着、歯ブラシや洗顔用品などを持ってきてもらった。テレビカードも買ってきてもらった。

食事は病人食で、味付けの薄い魚や鶏肉など食べられるようになりました。(写真くらい撮っておけばよかった)

点滴引きずって、トイレにも行けるようになり、おむつや尿瓶から解放されました。

そんなこんなでなんとか平静を保てるようになった矢先に、つれあいからLINE。

「息子が家に帰ってない!?」

 

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なんと息子(成人していて23歳)が家出をした模様。

 

入院中でなにも出来ないけど、とりあえず地元の警察に電話。あとから自宅に電話が来るそう。

結局、つれあいが警察署の行って届け出して帰宅したのが夜11時ごろだった。

 

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父親が生きるか死ぬかってときに、なんてことをしてくれる!

2020年の(ちょっと変な)夏休み - その2

入院生活初日、集中治療室にて。

ベッドから時計と温度/湿度計が見えるんだけど、気温25度、湿度が50%。ちょっと寒い。

布団被ってるとなんとか過ごせるけど、なかなか寝付けない。浅く眠ることはあるけれど、すぐ醒めてしまう。そんなことで、1日過ごしてました。

苦しさや痛みは治まったので、快適とは言えないまでも、落ち着いた。

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自宅マンションから見た入院した病院

つれあいが来て、ドクターからいろいろ聞いてたみたい。

入院は2週間程度になりそうで、退院後は自宅療養。2週間ほど自宅療養して、様子を見て徐々に仕事等社会復帰、とのこと。

 

3日目に一般病棟(6人部屋だけど、時期が時期だけに定員は4人)に移れました。

お風呂には入れないんで、看護師さんに身体洗ってもらったんだけど、大事なとことか洗ってもらうのはちょっと恥ずかしかった。

 

 

2020年の(ちょっと変な)夏休み

なにから書こうか?

ことの起こりは、たぶん3月か4月の頃だったと思う。

仕事場に通うのに、私鉄→地下鉄と乗り継いで、最寄りの地下鉄の駅から徒歩5分位。

乗り換えの駅や地下鉄を降りてから仕事場まで、それぞれ駅の階段を昇ったり降りたりするんだけど、これがけっこうしんどくて、胸や奥歯の付け根、喉の上の方(咽頭って言うのか)が痛くて、苦しくて。

でも、しばらくすると治まるので、「運動不足のせいか?」などと思ってた。(今思えば、狭心症の症状だったんだけど)

 

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そうこうしてるうちに、治まるのが午前中いっぱいかかるようになってきて、「これは、ちょっとやばいかな?」なんて思っていたのが、7月に入った頃。

在宅勤務も出来るけど、月曜日と木曜日は出勤して会議とかに出なきゃいけないので、その週2日がしんどかった。

 

で、7月のある日。

その日も朝から調子悪くて、お昼頃になんとか症状も治まったけど、定時に逃げるように退社して、地下鉄から私鉄に乗り換える駅でちょっと休憩して。

自宅の最寄りの駅に着いたのが7時45分。

駅前のベンチでまた休憩して、8時頃帰宅したはいいけど、胸が苦しく咽頭が痛い。晩御飯も少し口を付けただけで布団に入って、安静にしていた。

安静にしていても一向に痛み、苦しさが治まらず、11時半頃、タクシーで地元の総合病院の救急外来へ。

すぐに診察してもらい、診断結果が「急性心筋梗塞」。

つれあいも呼び出され、緊急でカテーテル手術。ステント2本入れる大手術に。

結構重症だったようで、あとから聞いた話では「最悪の事態もあり得る」と医者から説明を受けたそう。

手術中は、とにかく胸が苦しいのと咽頭や奥歯が痛いのと、寒くてガタガタ震えが止まらず。

手術が終わったのは明けて4時頃で、そのままICUに移された頃には夜が明けていました。

こうして、いつもと違う、ちょっと変な夏休みが始まりました。